前回の記事の続きです。

プレイヤーはてっきりカードゲームのゲームかと思って遊んでたら、カードが喋ったりして、もしかして主人公は呪いの儀式かなにかに加担してしまってるんじゃないか?
そしていきなり脱出ゲームみたいな要素が出てきた!という所まででした。

ちなみにゲーム内ゲームで、ステージ内で2回カードゲームに負けるとゲームオーバーになります。
ゲームオーバーになると、主人公の魂はカードに閉じ込められてしまいます。(やっぱりペガサスじゃないか)

しかし、それと同時にオリジナルカードを作るチャンスでもあります。
デッキからランダムに選ばれたカードからコストとパラメータと能力をそれぞれ引き継げます。
そんなんですから割とチートカードが生まれがちです。↓

この時、どうやらレシーは特別なカメラを使って撮影する事で被写体をカードに閉じ込める事が出来るらしいと分かります。

この後は新しい挑戦者としてまたゼロからスタートです。
プレイヤーは「えっ!?このゲームってローグライトなの!?」と驚きます。
だってVampire Survivorみたいな毎回サクッとリプレイするゲームならともかく、デッキ構築型カードゲームなのにゲームオーバーのたびにデッキから何から全部リセットされるなんて…。
まあデッキ構築型と言っても自分でカード選んでデッキ構築はしてなくて、道中拾ったカードが全部デッキに入っちゃう感じですけど。

「また最初からやり直しかよ…」という感じでゲームオーバーはかなりキツいですが、しかし先ほど作った自分の名前のオリジナルカードを早く使ってみたい!というワクワクもあるのでついついプレイを続けてしまいます。

ちなみにストーリーの都合で、最初の2周くらいは途中で負けイベント入って強制的にゲームオーバーになるようです。
2周目には”骨”の要素が、3週目は”トーテム”の要素が解放されたりするので、それなりに新鮮な気持ちで遊べます。

大体3週目あたりから、オリジナルカードかトーテムかなにかでゲームバランス崩壊するくらいの壊れ要素を生み出してしまいがちで、そうなるとサクッとクリアできちゃいます。

それで、脱出ゲームの方の攻略を放ってゲーム内ボドゲをクリアしたらどうなるのか?というと、レシーは「優勝記念に写真撮ってあげるよ」とか言ってきて、結局撮影されてカードに魂を閉じ込められてゲームオーバーになっちゃいます。

やはり脱出ゲーム側も攻略してかないとゲームはこれ以上先に進まないようです。

アイテム→プレイヤー自身がゴアになるんだよ!

ゲーム内カードゲームでは、道中のイベントで入手したアイテムを使用する事が可能です。

リスや黒ヤギ、岩などのカードが入った瓶は、叩き割って中のカードを手札に加えられます。
ゲーム外から手札に持ってくるなんて、遊戯王で言うとバンデッドキースがリストバンドに隠してたカードを使うみたいなイカサマみたいですが、レシーがルールで認めてるんだからアリです。

”ハサミ”のアイテムは、場に出てる敵のカードをちょん切って破壊できます。
現実にカードゲームやってても、「あのカードちょん切ってやりてえよ!」と思う人もいるでしょうから、これはなかなか痛快です。
遊戯王でインセクター羽蛾が、遊戯のエクゾディアのカードを海に投げ捨てて攻略したのは、メタゲーム的攻略のお手本のような事例ですよね。(そうではない)

”ペンチ”とかいうアイテムも出てきます。↓

ペンチの説明を読むと、”天秤に重りを1個置く”というのはまあ、敵プレイヤーにダイレクトダメージを与えられるらしいなと分かりますが、”一瞬の痛みあり”ってのは何のこっちゃ分かりません。

試しに使用してみると、なんとプレイヤーはいきなりペンチで自分の歯をもぎ取って天秤に置きます。
これがメチャメチャ痛そう!まるで自分の歯がもがれたような感じがします。
ですから単なるゲームの演出と分かっていても、私はペンチはなるべく使いたくありません。

プレイヤーにそうまで思わせるというのは、主人公に没入できるゲームの作りにしておいた甲斐があったというものでしょう。

さらに後々で、”ナイフ”というアイテムも手に入りますが、効果はペンチと同じような説明が書かれています。
「一体今度は何をするんだ…?」と恐る恐る使用してみると、何と主人公はいきなりナイフで右目をえぐって取り出します!これもメチャメチャ痛そう!
ちなみにペンチは1点ダメージですが、目玉は重いので4点入ります。

それにしてもレシーは何考えてこんなアイテムを用意したんでしょうか?
初めてペンチを使用した時、レシーは「まさかホントに使うヤツいるとは思わんかった」とか言いますから、冗談のつもりだったんでしょうか。

前回の記事までの段階では、たしかに動物たちがカードに魂を閉じ込められていた疑惑はあったものの、陰惨だったのはあくまでゲーム内ボドゲのフレーバーの話であって、レシー小屋世界のレベルでは単に二人でゲームで遊んでるに過ぎなかったのに、ペンチやナイフを使い出すと、レシー小屋世界もやばいサイコ性を露呈し始めます。

1週目とかだとどうして主人公が自分に歯を抜いてまでゲームに勝とうとするのか本当に意味不明なのですが、ゲームオーバーになると魂を失うリスクがあるゲームだと考えると、たしかにそこまでやんなきゃいけないのかもなと理解できなくも無いかも。

ゲーム内ゲームと脱出ゲームの相互作用

ゲーム内ゲームと脱出ゲームがお互いに影響し合いながら攻略していくという要素について見ていきます。

ゲーム内ボドゲで遊んでると、オコジョが脱出ゲームのヒントをくれます。

ルールブックにヒントがあるそうです。ルールブックをめくっていくと、怪しい数字が書かれてるのを見つけます。

レシー小屋にある金庫のダイヤルをこの数字に設定すると、金庫が開いて中からカギとカメムシのカードが手に入ります。
カメムシもまた、喋るカードのようです。

ここで入手した鍵で、小屋のクローゼットが開けます。クローゼットのパズルを解くと、”檻の中のオオカミ”というカードを入手できます。

”檻の中のオオカミ”は、全く使い道無さそうなカードで、デッキに入れたくないですが、強制的にデッキに入っちゃいます。

カメムシが言うには、何とかして檻からオオカミを出してあげる必要があるそうです。

正攻法だとこのカードを場に出して、敵の攻撃で破壊させるとOKみたいですが、私の場合はデッキから1枚カードを生け贄に捧げるイベントで、このカードをデッキから外したかったので生け贄に捧げたらたまたまそれでOKになりました。

そうすると、小屋にあったオオカミの像が入手できます。

この像をリスの像の横に設置すると、例のナイフが入手できます。

ナイフを使用すると、レシーは代わりの目玉を提供してくれますが、その中に一つだけ異様な感じの目玉があります。
異様な目玉を選択して装着すると、今まで見えなかったものが見えるようになります。

ヒントに従って鳩時計のパズルを解くと、中から”阻まれたオオカミ”のカードとカメラフィルムが入手できます。

とまあ、なんか攻略手順の垂れ流しみたいになってしまいましたが、こんな感じで、小屋のパズルを解く事でカードが入手出来たり、逆にカードゲームでカードやアイテムを使用する事で小屋のパズルが解けたりして相互に影響し合って進めていくわけです。

ゲーム内ボドゲの主人公視点

ところで、ゲーム内ボドゲを最後のボス戦のマスまで進めると、急に視点が切り替わって小屋の外に放り出される感じになります。

ボス戦の丸太小屋は、レシー小屋のようにも見えます。
「今までレシー小屋が現実(レシー小屋世界での現実)だと思ってたけど、ひょっとしてゲーム内ボドゲの方が現実で、レシー小屋の方がゲーム内ゲームだったのか?」みたいなよからぬ想像をしてしまいます。

しかし、巨大なレシーが現れたあたりで、結局これはゲーム内ボドゲの駒の視点になってるだけで、レシー小屋の方が現実なんだなと分かります。ボドゲ駒視点だからレシーが巨大に見えるってだけです。↓

結局すぐレシー小屋視点に戻ってくるので、この演出が何だったのか割と謎なんですが、まあ「このゲームではメタ視点移動(ゲーム内ゲームからゲームへの視点移動)や逆メタ視点移動(ゲームからゲーム内ゲームへの視点移動)が割とよく起きたりしますよ」みたいなニュアンスなのかもしれません。

四角くなるオコジョ

ゲームの周回を重ねてく内に、オコジョやカメムシの姿がどんどん変わっていきます。

プレイヤーはこの時点では何が起こってるのかさっぱり分かりませんが、これは実はカードに閉じ込められてた人が段々元の姿に戻っていってるという演出です。

「それでどうしてオコジョはロボットみたいな姿に変わってくんだ?」という謎がまだありますが。

急にYoutubeみたいな動画が始まった!

最終ボスのレシー戦に勝つと、いきなり英語音声で誰か知らん奴が喋ります。↓

「誰だお前!?」と思ったのもつかの間、急に画面が切り替わって何かいくつかの動画ファイルを選んで再生できるようになります。

なにこれ?今までやってたゲームはどこいったの???

動画を再生してみると、ラッキー・カーダー(本名はルーク・カーダー)とかいう名前を名乗る、今まで見た事もない知らん人のカード開封動画を見せられます↓

プレイヤーからすると、何が起こってるのか、何を見せられてるのか意味不明で困惑するしか無いですが、他の動画を観てみると、ルークが今度はInscryptionのカード開封を始めます。
どうやらルークがいる世界では、Inscryptionは実際のトレーディングカードとしてかつて流通していた感じみたいです。

じわじわと今までやってたレシー小屋でのゲームとルークがいる実写世界の繋がりが見えてきましたね。

ルークはカードの1枚に、GPSの緯度と経度が書き込まれてるのに気付き、実際にその場所まで行って地面を掘ってみました。
すると、そこでINSCRYPTIONと書かれたフロッピーディスクを発見します。

そのフロッピーディスクを起動してみると、Inscryptionのゲームのタイトル画面が表示されますが、これはプレイヤーがゲームを起動したときに表示されたものと全く同じです。

さらに、この後ゲームに戻ると、ゲーム中に時々ルークが喋るようになります。

この時点で段々プレイヤーは察してきますが、つまりここで何が起きてるのか?というと、ルークがいる実写世界こそがゲーム内の現実(フィクション世界)だったという事です。

そして、レシー小屋の世界は、それがすでにゲーム内ゲームだったというわけです。
とすると、ゲーム内ボドゲだと思っていたものは、実はゲーム内ゲーム内ボドゲだったという事になります。

なんかこんがらがってきたので図で説明するとこういう状況です。↓

プレイヤーはてっきりレシー小屋の主人公を直接操作しているつもりでいたのが、実はルーク越しに間接的に操作していた事がここで判明したわけです。

なんか別ゲーが始まった!

さて、カメラのフィルムを手に入れた状態でレシーのボドゲをクリアすると、レシーの隙を突いてカメラでレシーを撮影してカードに封印できます。↓

これでめでたしめでたしだな!と思って後ろを振り返ると、なにかがメッチャ光ってます。
これは、”ニューゲーム”のカードです。↓

そういえば最初にInscryptionを開始する時に、何故かニューゲームが選べなくて、コンティニューしかできませんでした。
それでコンティニューしてみたところ始まったのが、今までやってたレシー小屋世界のゲームでした。

”ニューゲーム”のカードを入手した後は、もはやレシー小屋世界で出来る事は何もないようです。
しょうがないのでスタート画面に戻ってみると、今まで選択できなかった”ニューゲーム”の項目が選べるようになってるので、やってみます。

すると、何か今までのゲームと全然違う、スーファミみたいなドット絵グラフィックスのRPGみたいなゲームが始まりました!なんじゃこりゃ!!↓

ルークが困惑してるセリフも挟まれたりします。ルーク越しにゲームをプレイしてる状況は継続してるようです。↓

探索してる内に分かってきますが、どうやらこのドット絵世界の主人公の目的は、カードゲームで4人のスクライブ(四天王みたいなもん)を倒して自分がスクライブに成り替わる事だそうです。

スクライブはカードを生み出す力を持っている支配者です。

スクライブの内の一人はあのレシーであり、他のスクライブもオコジョにされていたP03、カメムシにされていたグリモラ、阻まれたオオカミにされていたマグニフィカスというかつてプレイヤーとそのデッキカードとして一緒に戦ったメンツでした。

そして、ドット絵世界でも今までやってたのと同じカードゲームで戦います。ですが、表現が全然違います。今までは「カードゲームなのに一切UI表示が無くて没入感がすごい!」って話だったのに、この世界のカードゲームは全部2DUIになっちゃってます。↓

カードゲームの内容自体はレシー小屋の時と同じですし、同じカードも登場しますが、見た事が無いカードも大量に出てきます。エナジーやらモックスやら回路やら、未知のメカニクスがアレコレ出てきて大変です。
さらに今までとはうって変わって、自分でデッキ編集できるようになっちゃってます。カードパックを入手してカードを集める要素もあります。ドット絵世界ではカードで敗北しても最初からやり直しにはなりません。やってるカードゲーム自体は同じなのに、ゲーム性が全然違う…。

プレイヤーはこの時点では何が起こってるのかほとんど分かりません。
先ほどまでの3Dゲームのレシー小屋世界は何だったのか?何故そこではレシーがゲームマスターをしてたのか?そしてこのドット絵世界は何なのか?

この辺の真相はケイシーズMODのおまけテキストを読まないと分かりません。
簡単に流れを書くと、まずInscryptionのビデオゲーム版を開発していたGameFuna社という会社がありました。本来のInscryptionのゲームはニューゲームを選んだ時のドット絵世界です。
このゲームの深層部分には、OLD_DATAというなんかヤバい悪魔的なデータが混入してしまってました。
ある日、GameFunaの社員のケイシーがデバッグしていると、ゲームの中のNPCの”釣り人”がOLD_DATAを釣り上げてしまい、釣り人はそれをレシーに渡しました。OLD_DATAに触れたキャラクターは自分の意思で行動できるようになるようです。
レシーはOLD_DATAの力を使ってゲームを乗っ取って世界を書き換えてしまいました。そうして生まれたのがあのレシー小屋世界のゲームです。”ニューゲーム”されるとゲームがリセットされちゃうので、レシーはニューゲームを隠しました。
その際、レシーは他のスクライブ達をカードに閉じ込めました。レシーがマグニフィカスを、阻まれたオオカミ(カッコいいし強い)にしてあげたのは、敬意を払ってると感じますが、オコジョにしたP03やカメムシにしたグリモラに対しては彼らの事嫌いなのかな…と感じさせます。(一応オコジョのタフネスを1点盛ってあげてる優しさ)
ケイシーはレシーが作ったこのゲームおもしれ~とか言って自分でバランス調整したMODまで作って遊んでましたが、色々あってゲームデータのフロッピーを埋めて、埋めた座標をカードに書いておきました。
ケイシーが死んだ後、ガレージセールに出されたそのカードを買ったのがルークだったわけです。
そしてフロッピーを発掘したルークはその中に入ってたInscryptionのゲームをプレイしてみます。ここから我々がプレイしているこのInscryptionに繋がるわけです。

レシー小屋世界では、ルーク(プレイヤー)はオコジョ(P03)達に言われるがままにレシーを倒してゲームをリセットしてあげました。
まあ私が適当に理解してる限りではこういう流れです。

そして、ルークがリセットされたドット絵世界のゲームをプレイしていると、今度は釣り人じゃなくてP03の部下がOLD_DATA(なんかメッチャバグってるオブジェクト)を発見します。
ルークがドット絵世界をクリアしそうになったタイミングで、P03は今度は自分がゲームを乗っ取って世界を書き換えます。

その結果、こうなります↓

またまたドット絵世界から3D世界に戻ってきました。
今度はP03が作った世界で、P03が作ったゲーム内ボドゲ、ゲーム内カードゲームをやるハメになります。

カードゲームもやっぱり同じですが、今度はロボット系テーマのカードしか使えません。レシー小屋では動物系テーマのカードしか使えなかったのと同様です。
スクライブ達は全員、自分が作ったカードこそ最高だと思ってます。

ルークは懲りずにP03世界のゲームを進めていきます。

しかし、やがてP03の真の目的が判明します。P03は自分が作った世界をInscryptionのゲームとしてSteamにアップロードして公開しようとしていました。
そうすれば、自分のゲームが正統なInsctyptionとなって世界中のプレイヤーにプレイしてもらえるからです。

ところが、間一髪のところで油断したP03は他の3人のスクライブに倒されます。

これでまたゲームがリセットされてめでたしか…と思いきや、何を思ったかグリモラはフロッピーのInscryptionのデータを削除してしまいます!

何故グリモラがそんな事をしたかと言うと、OLD_DATAが世界にとって脅威である事を知っていたからです。また、OLD_DATAのせいでスクライブ同士が永遠に争い合うハメになっていたのにもウンザリしていました。

さて、今度はルークはグリモラの世界に飛ばされます。
スクライブ達は自分が消滅する前に、最後に一度ルークとゲームで遊んでおきたいと思ったようです。

グリモラの世界も、これはこれで面白そうですが、ろくにプレイしない内からグリモラ世界のデータは消滅していき、プレイ不能になります。
グリモラは最後にルークと握手して、消滅します。

グリモラはカメムシだった頃から一緒に戦った仲ですから、それなりに思い入れがあります。

次はレシーです。
レシーはレシー小屋世界で散々死にリセットしながら一緒に遊んだ中ですから、一番思い入れがありますが、レシーとも最後に一戦やりながら、握手して、消えてしまいます。

続いてマグニフィカスです。
正直言ってマグニフィカスには大して思い入れがありません。握手もできないまま終わってしまいます。
ですが、マグニフィカス世界のカードゲームはかなり興味深いです。
この世界では「まんま遊戯王やん!」と言いたくなるようなデュエルディスク(まんまやん!)を腕に装着します。

さらに、デュエルディスクにカードをセットすると、カードが実体化します。
「まんま遊戯王やん!!」

とにかく、マグニフィカスも消えてしまいました。

そして、最後にルークはデータの残骸からOLD_DATAを発見します。

OLD_DATAの中身を知ったルークは、そのあまりのヤバさにInscryptionのフロッピーを取り出してハンマーで破壊してしまいました。

ルークはこのGameFuna社の悪事を世に知らしめようと思って報道ジャーナリストに電話をかけますが、その最中に家に暗殺者がやってきて射殺されてしまいます。

スタッフロールが流れて、ゲームは終わりです。

つづく

なんか今回の記事はほぼゲームのあらすじを説明するだけになってしまいました。

このあらすじを踏まえた上で書きたい話がまだ色々あるのですが、文章量が多くなってしまってるので、一旦区切ってまた続きを書きたいと思います。