VRoidのベータ版が公開されました。

 

ではさっそく内部でどんなライブラリを使用しているのかLicenseファイルから手繰ってみようと思います。

 

UniVRM

MIT License

→VRoidはVRM形式でエクスポートする機能があるので当然UnityでVRMファイルを扱うためのUniVRMは使用していますね

 

UMA

MIT License

→なにこれ…Unity多目的アバターシステム…。へ~こんなものが。VRoidはこれベースなんですかね

 

UniRx

MIT License

→おなじみUniRx

 

MessagePack for C#

MIT License

→メッセージパックというのはバイナリも扱えるJSONみたいな奴です。VRoidのファイル形式がメッセージパック形式なのかな?

 

lz4net

BSD 2-Clause “Simplified” License

→lz4という圧縮形式を扱うための.net用のライブラリみたいです。そういえばアセットバンドルの圧縮形式にもlz4が使われてますね。

 

SharpZipLib

MIT License

→zipやgzip、tarなどの圧縮形式を扱うためのC#用のライブラリみたいです。

 

uWintab

The MIT License (MIT)

→凹さん作のUnityでWintab APIを扱うためのプラグインです。

 

adler32

The MIT License (MIT)

→なんだろう。チェックサム用のアルゴリズム?Rust言語用。

 

Source Han Sans

SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1

→源ノ角ゴシックというフォントです。

 

aho-corasick

The MIT License (MIT)

→辞書式マッチングの文字列探索アルゴリズムだそうです。Rust言語用。

 

alga

Apache License

→Rust言語用の抽象代数ライブラリ?VRoidの髪の毛の編集はたしかにややこしい数学が必要そうだからその辺に使ってるのかも

 

ansi_term

The MIT License (MIT)

→Rust言語用の、文章の色と書式を制御するためのライブラリだそうです。

 

以下Rust用のライブラリがずーっと続きます。よくわからなかったので飛ばします。

 

d3dcompiler_47

→d3dcompiler_47.dllを同梱するためにライセンスを書く必要があったのかな。何故同梱されてるのかはわかりません。

 

Mesa 3-D graphics library

→OpenGLをソフトウェア描画できるヤツだそうです。

 

■Licenseファイルは以上で終わりです。

他、特筆できる事としては、PluginsフォルダにNoesis.dllというファイルがあり、Noesis GUIというシステムを使用しているのだと思われます。

SketchUniversalUnityPlugin.dllというファイルもありますが、これの正体はよく分かりません。

 

感想

UMAというアバターシステムのアセットは知らなかったので調べてみたいと思います。

Rust言語を使ってるみたいですね。UnityのネイティブプラグインをRustで書いてるのかな?

(参考:RustでUnityのプラグインをビルドする

便利なんですかね?僕はRust言語ってさわった事無いです。