こんにちは、海行です。
以前の記事で紹介した、ボイスチェンジャーフィルタアセットがUnityアセットストアで公開されました!
無料なので是非ダウンロードして使ってみてください。
↓こちらからダウンロードできます。
https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/54963
使い方の説明として、OVRリップシンクプラグインデモにボイスチェンジャー機能を導入する動画を作りました。
是非ダウンロードして使ってみてください。
これで僕も晴れてUnityアセットクリエイターです。
アセット申請での知見
アセット申請は色々と大変で、すったもんだがあって公開が遅れてしまいました。
一つわかったのは、アセットストアチームにも色々な人がいるという事です。
初めての申請時は何か不備がないかドキドキしながら提出しましたが、返ってきた返事は「却下、理由は言えない」でした。
そんなにダメなアセットだったのかなとショックを受けましたが、考えてみるとそんな対応をされる謂われは無いぞという気がしてきました。
だってUnity社が「アセットどんどん作ってね~」って言うから作って申請したのに「ハイダメー!理由は言えません!」ってなめてるでしょ。
しょげてる場合じゃないな、断固抗議すべきです。
こういうすげない返事ですぐへこたれて諦めてしまうのではなく、この怒りをエネルギーにしてしつこく粘着してでも目的を達成すると心に決めました。
とりあえず、「却下はともかく理由を言えーーッ!」というニュアンスでメールを返しました。
どうなったかというと、返信無しの放置です。
完全に粘着すると決めていたので、うろたえません。
そっちがそういう事をするならこっちにも手があるぞ。という事で、まったくアセットの修正なしで再提出してみました。
何しろリジェクト理由を教えてくれないので修正しようがありません。
そうしたら今度は「パブリッシャーページに画像を設定してくれ」と返答がありました。
前よりは建設的な返答をもらえたので対応して再提出しました。
そうしたらあっさり通りました。
こういうものかな。
しかし、アセットに使用したworldという音声合成ライブラリが修正BSDライセンスなので、どのようにライセンス表示すればいいのか質問しました。
ところが、有料アセットではアセットストアのEURA以外のライセンスの混入は許されないという返答でした。
アセットストアの規約を確認してみると、確かにそのような記述がありました。
でも、現にいくつかの有料アセットではMITライセンスとかが含まれてるじゃないかと指摘してみましたが、この指摘は完全にスルーされました。
という訳で当初はVoice Changer Filterアセットは有料で提供するつもりでしたが、修正BSDライセンスが入っているので無料アセットとして公開しました。
めでたしと言ったところですが、結局何が言いたいかというと、不当な事をする人もいれば正当な行いをしてくれる人もいるので、自分の感覚を信じて諦めなければ目的は達成できるという話です。
みなさまにとって何かの参考になれば幸いです。
他に気を付けることとしては、有料アセットを提供する場合、アセットパブリッシャーの設定で収益の受け取り方法を設定しますが、口座振り込みだと手数料を取られたりするのでPaypal受け取りがオススメです。
その場合Paypal プレミアアカウントが必要になります。プレミアと言ってもお金がかかるとかではなくて、本人確認をしたアカウントはプレミアアカウントになります。
本人確認は、免許証などの画像をアップロードしたらハガキが送られてきてそこに書かれたパスコードで認証するので、合わせて1週間くらいかかります。
そのほか、アセット提出に関する情報はこちらのスライドに詳しいです。